当グループの場合は、
個人差はありますが、
治療期間は3〜12ヶ月ほど
部分矯正のメリット・デメリット
まずは部分矯正の特徴を
知ってください
部分矯正というのは、前歯など見える部分のみ綺麗に並べる治療のことで、多くの場合、簡単な叢生(デコボコ、乱ぐい歯、八重歯)や正中離開などを改善します。気になる部分だけの治療ということで、治療期間が短かったり、費用が安いということで、結婚式前や就職前に部分矯正を希望する方が増えてきています。
そんな部分矯正ですが、メリットとデメリットがあります。部分矯正を選ぶ際には、しっかりと両方を理解したうえで治療されることをお勧めいたします。
部分矯正のメリット
1.治療期間が短い
部分矯正は、治す部分が限られていること、そして簡単な不正咬合だけを治す治療のため、全体矯正より短くなります。
当院の場合だと症例にもよりますが、3〜12ヶ月ほどで治療は終了します。(平均は3〜6ヶ月ほど)
治療が終了したら保定期間に入るため、後戻り防止用の装置をつけてもらいますが、矯正装置ほど目立ちませんので、ご安心ください。
2.費用が安い
適応範囲が気になる
前歯だけなので、
全体矯正より安く済む
治療期間が短くなるため、そして実際使用する矯正装置の数が少ないため、費用が安く済みます。当院では表側矯正の場合1本あたり4万円、裏側矯正の場合1本5万円(最低本数は6本)になります。
マウスピース矯正の場合は片顎(上下どちらかの顎)36万円になります。
3.豊富な治療プランがある
従来のワイヤー矯正(表裏)
透明なマウスピース矯正、
そしてそのコンビなど多数ご用意
金属のブラケットを装着して行うワイヤー矯正だけでも、歯の表側と裏側につける方法があり、そのどちらにも当院は対応しています。また、透明で目立たないマウスピース矯正も可能です。
また、当院はワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用したコンビネーションプランもございます。これによりワイヤー矯正とマウスピース、どちらの良い点を相互に取り入れることが可能です。
部分矯正のデメリット
- 難しい症例には対応できないことも 部分矯正は前歯をメインに改善する矯正治療ですので、咬合全体の改善をすることはできません。基本的に上下第一大臼歯の咬合関係から診断していきますが、上下の顎の位置などに問題がある場合などの重度の不正咬合は治せません。
-
抜歯をするケースもある
例えば前歯の叢生(そうせい、ガタガタした歯並びのこと)を部分矯正する場合、飛び出していた歯が歯列に綺麗に入るスペースが必要になります。トータルで歯列矯正する場合は、奥歯を遠心(奥方向)へ移動したり、歯列弓(アーチフォーム)全体を広げることでスペースを確保します。
部分矯正の場合、スペースを作りにくいため、歯の接触面を削る、あるいは、削るだけではスペースが足りない場合は健康な歯だったとしても抜歯することがあります。 - 奥歯の噛み合わせは治せない 可能であれば、前歯の噛み合わせも治療していきますが、主に見た目のみの改善になります。歯の本来の機能である、良く噛める、きれいな発音、歯ぎしりによるストレス発散などの改善が出来ず、偏った噛み合わせによる歯周病の進行などのリスクも考える必要があります。
部分矯正が出来るかどうか正しく診断しましょう
部分矯正は短期間で見た目の改善が出来るため、確かに人気が出てきています。ただ、患者様の不正咬合の状態をしっかりと検査、診断した場合、部分矯正では対応できない、あるいは後からリスクが出てくる場合もあります。しっかりと矯正治療の担当医と相談した上で治療を開始していただければと思います。
また結婚式などの重要なイベントの後にトータルの矯正治療を開始するという方も最近は多くなっています。それぞれのライフサイクルにあった矯正治療をぜひ選択してください。
矯正治療の一般的なリスクと副作用
日本矯正歯科学会HPより
- 矯正歯科装置装着後に違和感、不快感、痛みなどが生じることがあります。
一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。 - 歯の動き方には個人差があります。そのため予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、虫歯や歯周病が生じるリスクが高まります。
したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらにかかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。
また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。 - 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関節症状が生じることがあります。
- 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
- 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 動的治療が終了し装置が外れた後に、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
- 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
- あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。
また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。 - 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
部分矯正なら
私たちにお任せください
上顎は裏側、下顎は表側など柔軟な対応可能です
当院の院長は、大学卒業後に歯科矯正学講座大学院で矯正歯科を専門的に学び、現在でも様々な臨床経験を積んでいるドクターです。
そのため、他の歯科医院より多くの治療手段をご提供することができ、上と下の顎で異なる矯正装置の着用(ハーフリンガル)をすることも可能です。
まずはご相談くださいませ。